第22回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術大会開催について

第22回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術大会が開催されます.
当会も後援しています.奮ってご参加ください.

6月20日(木)まで演題募集も行っております.合わせてご検討ください.

学会名第22回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術大会
テーマ不易流行〜時代の変化に応じた死因究明を目指して〜
会 期2024年8月17日(土) 10:00 – 16:00 予定
開催形式会場型のみ
会 場ライトキューブ宇都宮 中ホール (栃木県宇都宮市宮みらい1-20)
(アクセス) https://light-cube.jp/visitors/access/
大会長国際医療福祉大学 保健医療学部 放射線・情報科学科 教授
樋口 清孝
実行委員長国際医療福祉大学 保健医療学部 放射線・情報科学科 講師
岡野 員人
大会HPhttps://plaza.umin.ac.jp/~ai-ai/event/meeting/meeting_22_pro.php
 (外部サイト)
演題募集期間2024年04月20日(土)〜06月20日(木)
参加登録登録期間2024年07月20日 (土)まで
学術大会参加費会員(事前登録)¥3,000 (当日参加は ¥4,000)
非会員(事前登録)¥4,000 (当日参加は ¥5,000)
学生(事前登録/当日) ¥1,000
※ 情報交換会にご参加の方は別途¥5,000
特別講演
(公開市民講演)
作家・医師 海堂尊(かいどうたける)先生
「Ai 四半世紀」
学術大会ポスター

&

市民公開講演ポ
スター
   

大会長あいさつ

国際医療福祉大学
樋口清孝

 この度、第 22 回オートプシー・イメージング(Ai)学会学術大会で大会長を拝命いたしました樋口清孝です。

 当学会が立ち上がった当時、私は学会の存在はおろか Ai という言葉さえ知りませんでした(AI が人工知能ということも…)。ただ、ちょうどその頃に私は臨床病理学の教室におり、そこで初めてご遺体の画像診断があることを知りました。それはある日のこと、病理解剖のご遺体がなかなか解剖室に到着しないということがあり、その理由を聞くと放射線科で頭部 CT を撮影しているからとのことでした。このご遺体は開頭を望まないということでの画像検査で、何て画期的な死因検索の方法なのだろうと思っていました。そこから早20 年が経過し、まさかこの学会で大会長をすることになろうとは、夢にも思ってもいませんでした。ちなみに、日本胃癌研究会の頃から大変お世話になった日本胃癌学会も退会し、今では Ai 一筋で覚悟を決めて精進しております。

 さて、大会テーマは、「不易流行 Immutable epidemic ~時代の変化に応じた死因究明を目指して~」です。この四字熟語は、俳聖である松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の中で見出した蕉風俳諧の理念の一つで、「不易を知らざれば基立ちがたく、流行を知らざれば風新たならず」(去来抄)とあります。すなわち、「良い仕事(研究)がしたかったら Ai の原理原則をしっかり学ぼう。でも、時代の変化に沿った新しさも追い求めないと陳腐でつまらない仕事(研究)しかできないよ。」という意味だと解釈しています。前大会のテーマは「Re・Start」でした。そこで忘れてはならない「不易 immutable」を重んじ、「流行 epidemic」の波に乗るという意味を込めて、このテーマにしてみました。そこで、大会当日はテーマにふさわしく、特別講演として作家で医師の海堂尊先生にご高話いただく予定です。

 会場は栃木県の JR 宇都宮駅から直通の施設である「ライトキューブ宇都宮」で、久々の会場型のみで開催する予定です。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオンライン型やハイブリッド型での開催イベントが多い中ですが、人と人が直接対面でコミュニケートすることのメリットを忘れないためにも、たまには面倒くさがらずに足を運んでいただければ幸いです。もちろん、情報交換会の場も準備させていただきます。

 開催地である宇都宮市は、餃子の街、カクテルの街、ジャズの街として有名です(妖精の街でもあるようです…)。大会後や翌日は、街へ繰り出し、地方開催ならではの楽しみ方も満喫していただければ幸いです。
 また、少し足を延ばせば、日光、那須といった観光スポットもありますので、お時間のある方はこの機会に栃木でゆっくりしてみてはいかがでしょうか。

 開催スタッフ一同、ご参加くださる皆さまにとって実り多き大会となるよう鋭意準備しておりますので、万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。

 2023 年 11 月吉日